ホメまくるパトカー「ホメパト」に乗せてもらった!

首都高でピンクチェックのクルマを見かけたことはありませんか。このクルマ、「東京スマートドライバー」という事故を減らすキャンペーンで活躍する「ホメパト」というパトロールカーなのです。特別にホメパトに乗せてもらい、お話を聞いてきました。

ホメパトとは?

これがホメパトだ

これがホメパトだ

ホメパトのドライバー小林さん

ホメパトのドライバー小林さん

ピンクチェックのかわいらしいクルマが、首都高を走っているのを見かけたことはありませんか? このクルマ、「東京スマートドライバー」という交通事故を減らすキャンペーンで活躍している「ホメパト」というパトロールカーなのです。

パトロールというと、目を光らせて悪い運転を取り締まるというイメージがあるかもしれませんが、ホメパトはその逆、よい運転を見つけてホメるのが目的。だから、ホメるパトロールカーで、ホメパトというわけです。「思いやりを増やす。事故を減らす。」をスローガンに、首都高のナイスドライブをホメてパトロールしています。

今回、MapFan編集部は、特別にホメパトに乗せてもらうことができました。ホメパトに乗って2年目というホメパトドライバーの小林さんに、ホメパトの活動や、首都高のおすすめスポットなど、マニアックなお話をたくさん聞いてきました。

ホメパトに乗せてもらった!

スタート時は小雨でした

スタート時は小雨でした

首都高で働くクルマたち

首都高で働くクルマたち

朝10時、永田町にある首都高パトロール株式会社の事務所にうかがうと、この日お世話になる小林さんを紹介していただきました。ホメパトでのパトロールは、首都高の交通安全を啓発する活動なのです(小林さんは首都高パトロールの社員さん)。

さっそく、ホメパトの助手席におじゃまして、小林さんの運転で発進! 国会議事堂の前を通過して、霞が関の入口から首都高へ。小林さんは運転をしながら、まるでバスガイドのようにスラスラと案内をしてくれます。あまりに慣れてらっしゃるので、このようなガイドをよくしているのですか? とたずねたところ、今回が初めてということでびっくり。小林さんは普段、管制室で交通を円滑に流すためのお仕事をされており、饒舌になったのはホメパトの担当になってからだそうです。

かつてはバイク隊に属していた経験もある「首都高を知り尽くした男」に案内していただけるなんて、貴重な体験です。

ホメパトまめ知識

小林さん(逆光ですみません)

小林さん(逆光ですみません)

ホメるときに渡すホメ玉

ホメるときに渡すホメ玉

ここで、ホメパトについて疑問に思っていたことをお聞きしました。


Q:ホメパトは何台あるのですか?

A:1台です。三菱のi-MiEVとのコラボで誕生した電気自動車です。

Q:いつ走っていますか? どこでホメパトを見ることができますか?

A:週に2回、朝と夕方にパトロールしています。コースは何パターンかあって、ランダムに選んで走っています。走っているホメパトを見つけるのは、かなり大変だと思います。見つけられた人はラッキーと思ってください(笑)

Q:どうやってホメるんですか?

A:「ホメダマ」という飴を渡してホメたりしています。運転中はもちろん渡せないので、「きちんと車間距離とってるね!」とか「きちんとゆずってえらい!」と、心のなかでホメています。ホメダマはイベントなどで配っています。いいところを見つけてホメることで、思いやりが広がるといいですね。


MapFan編集部もホメダマをいただいた。金太郎飴のようなデザインと味で、懐かしさが口に広がりました。これが思いやりの味なのでしょう。

よく見かけるスマートドライバーの横断幕号

よく見かけるスマートドライバーの横断幕号

ステッカーもあちこちで見かけます

ステッカーもあちこちで見かけます

首都高のマニアックな楽しみ方

小林さんの首都高ガイドは、ノンストップで続きます。首都高の知られざるスポットや豆知識など盛りだくさんで、とてもすべてご紹介することはできませんが、印象に残ったものをご紹介します。


八重洲の地下に東京駅直結の降り口がある

八重洲線に東京駅地下の八重洲地下街につながる降り口があります。降り口のみで、ここから乗ることはできません(扉が内側からは開かない仕組みになっています)。タクシーが東京駅へ向かうお客さんを運ぶときに利用しています。

八重洲地下の降り口

八重洲地下の降り口

箱崎JCTのロータリーをくるくる回ってUターンできる

箱崎JCTの下にある箱崎ロータリーをうまく使うことで、本来できないはずの、Uターンをすることができます。また、最下層には穴場スポット箱崎PAがあります。

箱崎JCT

箱崎JCT

7号線の次が9号線、まぼろしの8号線

首都高を利用していて、8号線がないことに気づいた人はいるでしょうか。8号線に該当する道路はたしかに存在しますが、延長が0.1kmと短いので、路線呼称を8号線と付けると標識などが煩雑となることから、都心環状線として案内をしています。

箱崎JCT

8号線の表記がない!

かつて川だったところ(掘割)を走る

都心環状線の銀座付近の掘割(周囲の土地より低くして道路を通した部分)には、かつてそこが川だったころの名残りを見ることができます。道路の両側の壁がいかにも護岸っぽくて、歴史を感じられます。

箱崎JCT

壁が護岸っぽい(早すぎてぶれてる)

辰巳第二PAのトイレは「グッドトイレ10」に入選している

辰巳第二PAのトイレは、日本トイレ協会が認定する「グッドトイレ10」に入選(平成9年度)しているトイレです。トイレの外壁にはそのことを示すプレートがあるので見てみましょう。中に入ってみたところ、普通のトイレでした。

箱崎JCT

「グッドトイレ10」の証

GT-Rのエンブレムが埋め込まれている場所がある

首都高のある地点に、日産GT-Rのエンブレムが埋め込まれているところがあるらしいです。詳しいことは秘密。都市伝説かもしれません!

箱崎JCT

場所は謎

いかがでしょうか。タモリ倶楽部で取り上げたら、2週連続でも足りないほどのボリューム。小林さんがガイドする首都高ツアーをやってもらいたいです。

思いやり

スマートドライバーのスローガン

スマートドライバーの合言葉

管制室。カッコよすぎて映画やドラマのセットみたい

管制室。カッコよすぎて映画やドラマのセットみたい

10時からスタートして16時半まで、首都高の中を駆けめぐりました(お昼は大黒パーキングエリアで食べました)。首都高は、出発地と目的地を結ぶだけのインフラとして見過ごされがちですが、首都高自体が名所だらけの観光地になっていることを実感しました。スカイツリー、東京タワー、レインボブリッジ、六本木ヒルズなど見どころがたくさんで、ドライブしているだけで名所めぐりができてしまうのです。

首都高から出ずに1日楽しめるというのはとても贅沢な体験。今回は首都高パトロールさんのおかげで、首都高の乗り降りを何度もすることができましたが、もし同じことをすると乗り降りのたびにお金がかかってしまいます。首都高さんにはぜひ1日乗り降り自由なワンデーパスを作ってもらいたい!(3、000円くらいで)。それと、小林さんのお話を聞きたい首都高ファンの方も多いはずなのでツアーの実現も期待です。


首都高の交通を24時間守る首都高パトロール。事故を減らすスマートドライバーとホメパト。たくさんの思いやりで、首都高の安全が保たれていました。

ホメパトが首都高のペースメーカーになり、思いやりが広がるよい流れができれば、事故が減り、楽しくすごすことができます。道路の交通にとどまらず、人と人とのコミュニケーションの大切さを感じられた1日でした。ホメパトと東京スマートドライバーのユニークな活動で、しあわせが連鎖していく様子を、これからも注目していきたいです。

東京スマートドライバーのサイトはこちら → 東京スマートドライバー

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