活発な火山活動続ける西之島 ありえない形状に

4月1日、インクリメントP株式会社が東京・小笠原諸島 西之島の最新状態を表す地図を公開した。西之島は今年初めより活発な火山活動を続けており、火山活動で噴出した溶岩などの海面上の体積は、東京ドームの10倍に相当する約1,240万立方メートルにまで拡大。現在、ありえない形状に発展している。インクリメントP株式会社は、刻々と変化する西之島の形状をリアルタイムにデータ化。地図サイト「MapFan」にて変化の過程を公開している。

西之島のさらなる進化を目撃!

2014年2月、西之島近くに出現した新島が西之島とつながり、1つの島になった。結合までの過程で見られた形状が、アメリカの人気コミックス『ピーナッツ』に登場する人気キャラクター「スヌーピー」に酷似していたため、その偶然とは思えない"変形"に世間が騒然となったことは記憶に新しい。

驚くべきことに、この変形はその後も火山活動と共に進行している。4月1日現在、噴出した溶岩によって、ありえない形状になった西之島について、「スヌーピーを超えた」と早くもネットを中心に話題となっている。

新島と繋がって拡大した西之島(2014年3月末時点)

偶然が重なりあって生まれる奇跡

西之島の変形が急速に活発化したのは、3月30日の午前2時頃だった。釣鐘型だった西之島の火口から大量の溶岩が噴き出した。溶岩は島沿岸を包み込むようにして均等に海上に流出。島面積を大きく拡大させ、31日の正午には、ほぼ真円に近い形となった。

ほぼ真円になった西之島(3月31日 12:00時点)

神の手によるものか 島が割れた

3月31日の19時頃、溶岩の噴出が収まると、溶岩が急激に冷えた凝固収縮により、島を東西に横断する巨大な亀裂が入った。島が2つに分断されるなか、島と島の間に海面から陸地が隆起して出現。両島が反発するように間隔を広げていくなか、新しい陸地が広がり始めた。

変化中の西之島(3月31日 22:00時点)

空前絶後 ありえない形状に至る

4月1日0時頃、島と島の間に新島がぽっかりと浮かび上がり、西之島の変形が止まった。現在の体積は、東京ドームの10倍に相当する約1,240万立方メートルとなっている。火山に詳しい岩手めんこい大学の千葉泰裕准教授は、次のようにコメントしている。

「なんかよくわからないけど、すごいことになった」

変形を終えた西之島(4月1日 00:00時点)