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沿線めぐりシリーズ第2号 わが名店を、こよなく愛するこの人。 〜東急東横線編〜

都内でも人気の沿線、東急東横線。
この沿線には、食通たちを唸らせる“食の名店”が立ち並びます。
はたして、真の意味での名店とは、どういう店なのだろうか。
最終的に私たちが辿り着いたのが、小さいながらもこつこつとがんばっているお店。
そして、取材で訪ねた先にいたのは、“わが店を、こよなく愛する人たち”でした。
この一皿、この一品に込められた作り手の思いこそが、食の愉しみ方を教えてくれるのですね。


代官山駅 Waffle's beulah  店長 金子明子さん

「Waffle's beulah」の詳細 >>


「バナナ&ホイップクリーム&アイスクリーム&シナモン」945円
“外はパリッと中はふわふわ”のワッフルに、バナナと甘みを控えたクリーム&アイスをたっぷりのせた一品。

代官山で11年目を迎えるワッフル屋さん

オシャレなカフェやショップが点在する代官山。一方で、入れ替わりの早い場所でもある。

この地で11年目になるワッフル屋さんがある。

キャッスルストリートから緩やかな坂道を少し登ったところに位置する、真っ白い一戸建ての建物。ここが『Waffle's beulah(ワッフルズ・ビウラ)』だ。

ずっと変らない味が愛されている理由

「平日は会社員の男性2人がランチを食べに来たり、韓国からもわざわざ食べに来るお客さんもいるんですよ」と楽しそうに話すのは、店長の金子さん。

この店は、「粉ものが大好き」という女性オーナーが1996年にオープンした。ニューヨーク留学での経験をベースに、「小さくてもいいから、好きなものをやりたい」と始めたそうだ。現在は、金子さんが26歳という若さでこの店を任せられている。

オーナーの思いを受け継ぐ金子さんは言う。「大通りから少し離れているので、お客さんのほとんどが“わざわざ”来てくれる人。だからこそ、来てくれた人には満足して帰ってほしい」

だから、メニューにあるものだけを出すのではなく、「シナモンソースは苦手だからチョコレートソースに」という注文にも快く応じてくれるのだろう。そんな一つ一つの小さな積み重ねが、みんなに愛され続ける味を作っているのだ。

“ビウラ”に込められた思い

「ビウラ」とは聖書の中の言葉で、“天国へ行くまでの心地よい空間”という意味だそう。

「心地よい空間で、美味しいワッフルとともにゆっくりのんびり寛いでほしい」ゆっくりと、そしてふんわりとした雰囲気で話す金子さん。

そう、金子さん自身が、“ビウラ”の象徴的存在なのだろう。