まずは、龍馬の生まれた地から旅をスタートさせたい。1835(天保6)年11月15日、高知城下本町(現在の高知市上町)で産声をあげた龍馬。坂本家は城下でも有数の豪商・才谷屋を本家とする、裕福な郷士(下級武士)の家だったという。当時の建物は何も残っていないが、生家跡地の一角に龍馬誕生の石碑が立っている。本家・才谷屋の跡地もすぐ近くだ。
そこから子供の頃の龍馬も泳いだであろう鏡川に向かって南へ。幼くして母親を亡くし、姉・乙女によって剣術や学問を叩き込まれた龍馬。14歳からは、鏡川沿いの築屋敷にあったとされる日根野道場で修行し、心身ともに成長していった。
市街地から少し離れた住宅地の奥に、坂本家の守護神である和霊神社がある。1862(文久2)年、脱藩する決意を固めた龍馬は「吉野の花見に…」とここに詣で、土佐を発ったと伝えられている。
生まれ育った町をあとに、西へと向かう龍馬。澤村惣之丞とともに梼原にたどり着くと、那須俊平・信吾父子の道案内で番所を抜け、韮ヶ峠を越え、伊予(愛媛)へと脱藩した。多くの志士たちが維新回天を望み、新しい国づくりを目指してたどった道―龍馬が龍馬たる人物へと進んでいく道のはじまりだった。

電車通りに面する坂本龍馬誕生地の碑。石碑の書は元内閣総理大臣・吉田茂による

梼原ゆかりの志士たちの情熱、功績を後世に伝える『維新の門』の群像

龍馬の故郷である高知市では、観光ガイドによる『龍馬の生まれたまち歩き〜土佐っ歩(とさっぽ)〜』を実施しています。約150名のガイドはみな素人ですが、しっかりと研修を受け、龍馬に関すること、高知の風土や歴史、文化についての知識も豊富ですよ。地元ガイドならではの土佐弁に触れながら、一緒に楽しく歩きましょう。
※まち歩きは要予約。申し込みは『龍馬の生まれたまち記念館』まで。
※掲載している情報は2010年2月現在のものです。
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