1200年の歴史をもつ古都・京都は、言わずと知れた日本を代表する観光地である。ただ、“近代京都”についてはまだあまり知られていないのでは?明治時代、初めて日本人のみで手がけたという琵琶湖疏水。しかも当時の府知事が土木技師として採用したのは、東京の工部大学校を卒業したばかり弱冠21歳の田邊朔郎だった。疏水によって築かれた近代京都の礎を訪ねてみよう。
三保ヶ崎(写真:左上)
琵琶湖疏水の取水口である三保ヶ崎。現在は第一疏水に加え3ヵ所の取水口がある第一疏水揚水機場(写真:右上)
レンガ造りのアーチが印象的な第一疏水揚水機場大津閘門(写真:左下)
日本人が設計建設した日本最古の洋式閘門・大津閘門第一トンネル洞門(写真:右下)
伊藤博文が揮毫した扁額が付き、花崗岩製門柱で飾られた第一トンネル洞門インクラインと運輸船(写真:上段左)
インクラインを利用していた運輸船の復元も見られる蹴上発電所外観(写真:上段右)
1912(明治45)年に完成した第2期蹴上発電所は建物のみ現存田邊朔郎像(写真:下段左)
広場には疏水事業の立役者・田邊朔郎の立像ありねじりまんぽ(写真:下段中)
インクライン下を通る小さなトンネル「ねじりまんぽ」水路閣(写真:下段右)
南禅寺境内の水路閣。レンガ造りの優れたデザインは見事!琵琶湖疏水記念館(写真:左上)
疏水竣工100周年を記念して開館した琵琶湖疏水記念館夷川発電所(写真:右上)
第二疏水完成後に建設された夷川発電所北垣国道像(写真:左下)
夷川舟溜まりに面して、北垣国道像が建立されている十石舟(写真:右下)
鴨東運河では、観光船として毎春「岡崎桜回廊十石舟めぐり」を運航している※記事で紹介しているコースは実際のツアー内容と異なる場合があります。
京阪電鉄「浜大津」駅集合→十石舟めぐり→大津運河周辺ガイドウォーク→蹴上周辺ガイドウォーク→蹴上発電所→琵琶湖疏水記念館→昼食→南禅寺水路閣→解散
JR「横須賀」駅集合→日産自動車追浜工場→YOKOSUKA軍港めぐり→佐島(昼食)→NTTドコモ R&Dセンタ「WHARF」→どぶ板通り→解散